家紋は日本の文化

和を想う ~池田社長ブログ~

着物に家紋をいれる理由

天皇から庶民まで、国民みんなが家のシンボルなる家紋を持っているのは、世界中で日本くらい。ちなみにイギリスの紋章(エンブレム)は、貴族だけに許されている特権です。

留袖、喪服といった格の高い着物には、家紋を入れます。家紋は背中、両胸、袖の外側と、1+2+2の全部で5個入れますが、そもそも、なぜ着物に家紋をつけるのでしょうか?

家紋は日本の文化・家紋の話

背中の首元、両胸。ここは急所ですよね。つまり家紋にはお守りの意味があるのです。外袖は、外敵から守るという意味です。
また、背中がご先祖。両胸が父、母。外袖が兄弟姉妹を意味すると言われています。

着物の家紋はいれる場所によって違った意味がある

だから、結婚式やお葬式などに、家紋付きの着物で出席するということは、ご先祖様まで呼び込んで、祝う・弔うという意味もあるのです。
家紋は日本が世界に誇れる文化。大切な場には紋付の着物で出席したいものですね。