神事の着物
和を想う ~池田社長ブログ~
神事の着物
宮参りや七五三には、どんな着物を着て神社にお参りにいけばいいのですか? との質問がありました。
かつて、例えば江戸時代には、将軍の子供ですら、二十歳まで生き延びられるのは半分にも満たなかったそうです。「七歳までは神頼み」と言われ、七歳まで生き抜くのが一つの山、七歳を超えて初めて村の一員として届け出をしたそうです。
お産という大変な試練を経た母親の体に体力が戻ってきた頃、つまり、産後一か月すると、まず氏神様に、子供ができた旨を報告に行き見守って頂くようにお願いするのが宮参り。三歳、五歳、七歳と、いつも見守っていてくださいと神頼みを繰り返するのが七五三です。
このような神様への願い事をするときには、衿を正して参りたいものです。だから紋入りの着物、黒紋付き、留袖、色無地が望ましいでしょう。礼装着の訪問着や付け下げでもいいかと思います。